【親善試合・日本対マリ】予想外、大島が良かった
日本 1-1 マリ
配球係・大島
代表で大島は当分見たくなかった。
過去2試合では、パスがことごとく短く弱々しく、何も期待できなかったから。
「萎縮しているのだろうか」としか思えなかった。
それなのに、今日の大島は今までとは全く違う振る舞いを見せた。
長谷部といい距離感を保ち、共にボールを狩り、キープし、サイドチェンジや速い縦パスを成功させていた。
私は手の平をぐるりと返す。
おや、大島が良い・・・?
マリが簡単に前を向かせてくれたこともあるが、日本が久々に軽快なビルドアップをやれていた。
しかし好事魔多し。
またも大島、負傷退場。
それからはいつもと同じくだらだらとしたボール運びに戻ってしまった。
残念すぎる。もう一回みたい。早く治して。
宇賀神
横パス失敗で数回ピンチを作る。危険なファールでイエローを食らう。ペナルティエリア内で相手選手を蹴り、PKを与える。結果、前半のみで交代。
45分でこれだけやらかした人も珍しい・・・。
中島
追いつめられたチーム全体の気迫で取った感じの得点だが、デビュー戦、しかも途中からの出場で点を取るとは。
次のチャンスももらえそう。
宇佐見と久保
どっちもそこそこ良かった。特に宇佐見。斜めの動きでボールをもらおうとすることは今までなかったように思う。
久保は前回最悪だった。「浅野とのポジション争いは終わった」と思っていたが、浅野が勝手に沈没。クラブで出場機会を失い、招集されない。どうなることかと思っていたが、復活していた。
ただ、大島という配球係がいなくなると、二人の輝きも消えてしまった。
マリ戦については中島の活躍がクローズアップされるのだろうけれども、個人的には大島の試合だった。