部屋の中から

会社を辞めてぷらぷらしている男が趣味について何か書いていくブログ

【日本 対 タイ】ビルドアップはできなくて、決定力のある日本(2017/3/28)

日本 4 - 0 タイ

 

日本は中盤抜きで4点を取った。

この試合には大きな特徴があった。まず得点の形を書く。

 

【1点目】
森重のロングフィードを久保が受ける。
久保から低いクロスがペナルティエリアに入れられ、岡崎に当たり香川が拾う。

フェイントして、タイDFを二人かわし身体をひねってニアにシュート!

 

【2点目】

長友からのロングフィードをセットプレイでゴール前に上がっていた森重がフリック、
久保が拾って、クロス。
岡崎がヘディングシュート!

 

【3点目】

酒井宏からの長いスローインを受けて、久保がバイタルに進入してミドルシュート

 

【4点目】

清武のCKを吉田がヘディングシュート!

 

 

4点も取ったのに、「パスで崩してゴール」という形は一つもない。

中盤をすっ飛ばしてのシュートか、セットプレーによるものである。

 

タイのディフェンスの前に、ビルドアップは乱れた。

主にボランチの酒井高がディフェンダーからボールを受けて、前線に届けようとしていたが、大体失敗した。

酒井高だけではない。もう一人のボランチの山口や右SB酒井宏も、ビルドアップで苦戦した。

岡崎、久保、原口、香川は、攻撃が始まるとかなり高めに位置していた。だが、彼ら前線の選手と酒井高・山口の間には、常にタイの二列目が陣取っていた。

また、タイのFWがしつこく酒井高や山口にプレスをかけていた。

つまり、日本の4-2-3-1の、4-2と3-1が、分断されているような状況だった。

これでは酒井高たちはチャンスを作れない。

無理な形の攻撃を仕掛けざるをえず、ボールロストを繰り返した。

 

日本代表の新しい形

しかし、時折日本にチャンスが訪れる。

日本はショートパスをつなげないので、チャンスを作るには中盤をすっ飛ばして、前線の選手にボールを放り込むしかなかった。それが成功するときは、シュートまで持って行けた。すると、高確率で決めてしまうのである。なんという決定力。

ビルドアップができないなら、ロングフィードがあるじゃない。決定力もあるでよ。

これが日本代表の新しい形か。ハリルホジッチ監督の目指す縦に速いサッカーが、今日の試合なのだろうか。

 

(余談1)疑問点

日本の攻撃は縦に間延びしすぎていたような気がする。

岡崎、久保、原口は頻繁にディフェンスの裏を狙っていたので、そのせいだから仕方ないものとして割り切って良いのかもしれない。

だが、それにしてはロングフィードの試行回数が少なかった。そこらへんにちぐはぐしたものを感じる。

前線への配球を森重、吉田にもっと任せてもよかったのではないか。成功率も良かったし。

 

(余談2)タイのディフェンスの仕方は良かった。攻撃はひどかった。

ずーっと、タイの二列目は嫌なところに位置し続けていた。4点取られたとはいえ、日本の中盤封じに特化した、ある種の美しさを感じた。一方、攻撃がよろしくないので、あっという間にボールを奪い返せてしまい、その結果日本は延々とビルドアップを失敗し続けることができた。

 

(余談3)川島ああああ!すごい・・・

今日も前半終了直前のCKからのシュートを防ぎ、後半6分のシュートも横っ飛びではじき、PKも止めて、確変川口みたいな大活躍。Jに戻って、試合に出てほしい。