部屋の中から

会社を辞めてぷらぷらしている男が趣味について何か書いていくブログ

【ET】思い出補正もないまま観ても大して面白くないんじゃないか、という懸念は杞憂

傑作らしいが、今でも通用するのかい?

3/31にてAmazonプライムビデオでの配信が終了してしまう映画を駆け込みで観た。

その一つが、ET。1982年公開の映画。僕は今まで1回も観たことがない。

観る前は「何十年も前の映画だし、傑作と言われてても今観たら大したことないんだろうなあ」などと思っていたし、始まって1時間くらいはその考えが間違っているとは思えなかった。

映画では、一人地球に残されたETを探している大人たちと、ETを保護するエリオット少年が交互に描かれる。

エリオットや彼の兄妹はETに言葉を教え、交流が成り立っていく。

一方、探索隊の大人たちは一言も言葉を発しない。ただ、着実にETに近づいていく。それが恐い。

しかし効果的ではあるけれど、今となってはよくある演出だ。

ETとエリオットがだんだん仲良くなっていくのも目新しさはなく、探索隊が一言も発しないのは、ただ不気味さを表現したいだけなどと思っていた。

そんな風に過去の名作などと思っていた。途中までは。

 

通用しておりました。自らの不明を恥じる。

しかし大人たちが喋る時が来る。今まで視聴者にはあえて聞かせなかったその声は、彼らがETのために頑張るときに初めてこちらに届けられる。彼らはただETに害をなす存在とみなしていたので、驚いてしまった。認識が一気に転換する。ここで、ようやくETが傑作と呼ばれる理由が分かった。大人たちが喋ってからが本番だった。

正直、色々よく分からない部分はあった。「ETとエリオットの体調が、リンクしているのはなんなの?」「なんでET、○○○ったの?」「人差し指同士をくっつけるシーンないじゃん」など。

でもそれらはささいなこととして放っておいていいか、と素直に思える。2017年に観ても十分に面白い映画だった。むしろ「昔の映画だからストーリーにひねりもないんだろう」などと舐めていたから、その面白さを不意打ちで食らった。